形成外科|すももクリニック|桃谷駅の形成外科・皮膚科・美容皮膚科

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形成外科

形成外科|すももクリニック|桃谷駅の形成外科・皮膚科・美容皮膚科

形成外科について

形成外科

形成外科は、体表面を中心に、頭から足の先まで全身を治療対象としています。
一般的な治療としては、怪我や熱傷(やけど)、傷跡やケロイド、眼瞼下垂、生まれつきのあざ、皮膚や皮下のできもなどの治療などがあります。老若男女を問わず、体表面の見た目などでお悩みや困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

形成外科でよくみられる症状と疾患

  • けが(切り傷、擦り傷)
  • 傷あと(肥厚性瘢痕、ケロイド、傷のひきつれ)
  • やけど
  • 眼瞼下垂症
  • あざ(母斑)
  • できもの(粉瘤、脂肪腫)
  • 褥瘡(床ずれ)
  • 難治性潰瘍
  • 腋臭症(わきが)
  • 巻き爪、陥入爪
  • 臍ヘルニア

形成外科で診る主な疾患

けが(切り傷、擦り傷)

怪我は、浅い傷の場合は軟膏(塗り薬)で治しますが、深い傷の場合は縫合処置が必要になることがあります。傷が治ったあとは、保湿、圧迫、遮光、テーピングなど後療法を行います。赤みや硬さが改善するまでに半年から1年ほど要することがあります。

熱傷

熱湯やヘアアイロン、アイロン、暖房器具、蒸気の出る炊飯器など、日常生活においてやけどの危険性は多く潜んでいます。
やけどをしたら、流水で15~30分程度しっかり冷却することが大切です。衣服を着た状態の場合は、衣服の上から冷やしましょう。水ぶくれがある場合は出来るだけ破らないようにしましょう。放置すると水ぶくれが破れて細菌感染することもありますので、早めの受診をお勧めします。
基本的には軟膏で治しますが、深さが深い場合は入院治療が必要になる場合があります。また、やけどが深かった場合、治った後に傷あとが残ることがあります。その場合は傷跡の治療を行います。

傷あと

やけど・擦り傷・切り傷などの外傷、手術後やにきびなどで傷あとが残ることがあります。
傷が通常の経過で治り、その後残った傷あとを「成熟瘢痕」といいます。深い傷ができてしばらくはミミズばれのように盛り上がり、数年で白い傷跡におさまるものを「肥厚性瘢痕」と言います。お腹など手術後の傷あとなどが肥厚性瘢痕になりやすいといわれています。また、傷があった範囲を超えて正常皮膚にまでミミズばれのように盛り上がり、痛みやかゆみを伴うものを「ケロイド」と言います。皮膚の深いところにある真皮で炎症が続いて生じ、胸や肩などに好発します。傷跡は、生じる部位によって皮膚がひきつれ、動かしにくくなったり、見た目がひどくなる「瘢痕拘縮」があります。
治療には、テーピングや圧迫療法、瘢痕を切除してきれいに縫合する外科的治療や、皮膚のコラーゲンの再生を促すレーザー治療などがあります。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、上まぶたの皮膚が緩むことによるもの、上まぶたを挙げる筋肉の筋力低下によるもの、生まれつきのものがあります。目を開いたときに上まぶたが正常の位置よりも下がり、上方向の視野が狭く感じたり、眠そうな印象になったりします。頑張ってまぶたを上げようとするため、額(ひたい)のしわが目立ったり、頭痛や肩こりの原因になったりすることもあります。
眼瞼下垂症は手術で症状の改善が期待できます。眉毛の下や二重(ふたえ)の位置で切開して余剰な皮膚を切除する余剰皮膚切除法や、二重の位置で切開し緩んだ筋肉を短くする眼瞼挙筋前転法などが代表的な手術です。

詳細は、「お悩みから探す」の眼瞼下垂の項目をご参照ください。

ほくろ・いぼ

ほくろは、良性腫瘍の一種で、表皮にメラニン色素を生成するメラノサイトが集まり、黒色斑になったものです。隆起したもの、平らなもの、毛が生えているものなど様々です。炭酸ガスレーザーで削る処置や手術で治療します。
いぼは、顔や首などに出現する老人性のいぼ(老人性ゆうぜい)から足の裏にできるいぼ(尋常性ゆうぜい)まで種類も様々です。治療は液体窒素や電気メス・炭酸ガスレーザーによる処置が一般的です。

巻き爪、陥入爪

巻き爪は、爪が横方向に曲がり爪の下の皮膚をつかむように巻いている状態をいいます。陥入爪は爪の両端から爪が皮膚に食い込むことで炎症や腫れ、疼痛が生じます。傷が化膿してしまうこともあります。巻き爪と陥入爪が合併して起こることも少なくありません。
予防には正しく爪を切ることが有効です。食い込んでいる爪を斜めにカットすると、爪が伸びるときに再び食い込むため、爪の角を残してカットすることや深爪をしないことをお勧めします。また、靴の選択や足の衛生管理などフットケアも大切です。早期治療を望まれる場合や、爪矯正などの保存的治療が無効な場合には手術をお勧めします。

粉瘤

毛穴の中に垢や皮脂が袋状に溜まる、体中のどこにでもできる良性の皮下腫瘍です。細菌感染を起こしたり皮膚が破けると、膿汁と臭い粥状の固まりを排出します。膿を出そうと無理に圧迫すると、袋が破れて脂肪織内に散らばり慢性化してしまうこともありますので、内容物を無理に排出することは避けて早めに受診してください。早めの対応ができれば、抗生物質の内服や軟膏で治すこともできます。膿が溜まって腫れている場合は、切開排膿が必要になることもあります。

脂肪腫

皮下に発生する腫瘍の中では最も多くみられる良性の腫瘍です。背部、頸部(くび)などに現れることが多いですが、四肢体幹など全身どこにでも見られます。痛みなどの症状は無く、皮膚がドーム状に盛り上がり、柔らかいしこりとして認められます。大きさは数ミリ程度の小さなものから直径が10センチ以上に及ぶものまで様々です。治療は手術による脂肪腫の摘出です。

褥瘡(床ずれ)

褥瘡(床ずれ)は、在宅や施設入所中で長期間寝たきりを余儀なくされている方や、車椅子生活をされている方などに多くみられます。体の限定した部位が長時間圧迫されることにより、その部位の血流がなくなり、組織が損傷されて起こります。大きな骨と床に挟まれる部位にできやすく、仙骨部(でん部の正中部)、坐骨部(でん部の骨が突出する部位)、大転子部(大腿部の骨が突出する部位)、腸骨稜部(骨盤前部の骨が突出する部位)、踵部(足底)などが好発部位です。ご高齢で栄養不足であったり、痩せて皮下脂肪が薄くなると生じやすくなります。
皮膚の赤みの持続、浮腫、水ぶくれ、表皮の剥がれといった症状が現れると、基本的には除圧や軟膏などで治療しますが、重症化すると浸出液が多くなり、細菌による化膿や組織が白くなったり黒くなったり(壊死)します。褥瘡の管理が難しい場合には、一時的に入院治療を行い、治癒に至らなくても管理しやすい状態までの改善を目指す治療もあります。

腋臭症(わきが)

わきの下にはアポクリン腺とエクリン腺という2種類の汗腺(汗を出す器官)があり、わきがとは、アポクリン汗腺からの汗の成分と、皮膚表面の細菌が作用して特有の臭いを放つことをいいます。アポクリン汗腺は、ホルモンの分泌が活発になる思春期から活動をはじめるため、このころに症状を訴える方が多いようです。治療は不規則な日常生活や喫煙習慣など、生活習慣を見直すことから始まります。市販の制汗剤の使用や腋毛の処理なども一定の効果が得られることがあります。また、ボツリヌス毒素注射や塩化アルミニウム溶液の外用、レーザーによる脱毛などがあります。

【症例写真】

【尋常性疣贅】

治療内容:麻酔シール下に電気メスで焼灼 3回

料金:1回あたり約1000~1500円(保険種類による)

副作用:発赤、疼痛、熱傷、傷跡、再発など